新着Seedance 2.5まであと1日, 30秒クリップ、50点のリファレンス、思いどおりに描き直し。 新機能を見る →

← すべての記事
2026年7月14日 · 7 min read

Seedance 2.0とは?ByteDanceのAI動画生成モデルを徹底解説

Seedanceとは?

Seedanceは、TikTokを生み出した研究チームであるByteDance Seedが開発するAI動画生成モデルのファミリーです。現在のフラッグシップであるSeedance 2.0は、テキストのプロンプトや画像を、カメラワーク、一貫したキャラクター、そして映像と同時に生成されるネイティブな音声とセリフまで揃った、完成度の高い動画に変えます。現在、独立系のベンチマークであるArtificial Analysisのアリーナで、text-to-videoとimage-to-videoの両部門で1位につけています。

最近、SNSのフィードで「やけによくできた映像」を見かけませんでしたか。誰も撮影していないはずの商品広告や、グループチャットのために作られたアニメ風オープニング。それ、Seedance製の可能性がかなりあります。

このガイドでは、Seedanceの成り立ち、仕組み、Sora・Veo・Klingとの違い、料金、そして2分ほどで自分で試す方法までをまとめて解説します。

Seedanceとは?短い答え

Seedanceは、ByteDance Seedが開発したAI動画生成ツールです。テキストのプロンプト、画像、あるいは複数の参照素材を渡すと、最長15秒・最大4Kの短い動画が、音楽、効果音、リップシンク付きのセリフまで入った状態で返ってきます。最新モデルのSeedance 2.0は、ByteDanceの各プラットフォーム(Doubao、Dreamina、Volcano Engine)のほか、Seedance Studioでも利用できます。ブラウザ上でそのまま動き、シンプルなプロンプト入力欄と、まずは無料で始められるプランが用意されています。

定義は以上です。ここから先は、その背景を見ていきましょう。

Seedanceを作っているのは誰?

Seedanceの各モデルを開発しているのはByteDance Seed。TikTokやCapCutを手がけるByteDanceのAI研究部門です。Seedは言語、音声、画像といった基盤モデルを幅広く開発しており、Seedanceはその動画生成ラインにあたります。

ByteDanceは自社プロダクト経由でSeedanceを提供しています。一般向けにはDoubaoとJimeng(Dreamina)、APIアクセスにはVolcano EngineとBytePlusという体制です。

Seedance Studioは独立系のアプリで、プロンプトベースのインターフェースからSeedance 2.0モデルを使えます。招待コード不要、ダウンロード不要、すべてブラウザで完結します。私たちはByteDanceではなく、このモデルを本当に使いやすくするために生まれた独立スタジオです。

よく聞かれる質問がひとつ。Seedanceはオープンソース? 答えはノーです。Seedance 2.0はプロプライエタリなモデルで、ホスティングされたアプリとAPI経由でのみ提供され、ウェイトのダウンロードはできません。

Seedanceの短い歴史

Seedanceの進化は速いです。約1年で3世代のモデルが登場しました。

バージョンリリース新機能
Seedance 1.02025年中頃第1世代。当時としては優れたモーションの一貫性。クリップは5〜10秒。
Seedance 1.5 Pro2025年段階的なアップデート。モーション、プロンプト追従性、音声品質が向上。
Seedance 2.02026年2月現在のフラッグシップ。フルマルチモーダルでの全面再構築。入力はテキスト・画像・動画・音声、出力は同期済みの映像とステレオ音声をワンパスで生成。
Seedance 2.52026年7月次期モデル。30秒クリップ、最大50の参照素材、部分的なフレーム編集に対応。

本当に大きいのは1.xから2.0への飛躍です。以前のバージョンは「説明文から動画を作る」ものでした。Seedance 2.0は渡されたものすべてを読み取ります。プロンプト、参照画像の束、カメラワークが好みの動画、音楽トラック。そしてそのすべてを踏まえて、一貫したシーンを設計します。

Seedance 2.0の何が違うのか

AI動画の会社はどこも「自分たちが一番」と言います。ここでは、実際の仕組みに基づいて、Seedance 2.0の具体的な違いを挙げます。

1つのプロンプトにマルチモーダルな参照素材を。 1回の生成につき最大12の参照素材(画像9、動画クリップ3、音声トラック3)を添付し、プロンプト内で直接指定できます。「@image1が@image2のジャケットを着て、@video1のロケーションを歩く」といった具合です。モデルは各素材の役割を理解し、カットをまたいでも一貫させ続けます。この深さのマルチ参照コントロールは、競合モデルではまだ珍しいものです。

後付けではない、ネイティブな音声。 BGM、環境音、キャラクターのセリフは、映像と同時に生成され、アクションに同期します。セリフをカギ括弧で囲めば、登場人物が口の動き付きでそのまま話します。あとから音声を貼り付ける工程は存在しません。

マルチショットのシーン設計。 Seedance 2.0はワンカットの映像を出力するだけではありません。カット割り(引きのショット、寄り、リアクション)を設計し、どのアングルからでもキャラクターの同一性を保ちます。それが「クリップ」と「シーン」の違いです。

ベンチマークでの立ち位置。 本稿執筆時点で、Seedance 2.0はArtificial Analysisのアリーナでtext-to-videoとimage-to-videoの両部隀1位です。これは人間の好みに基づくブラインド形式のランキングで、どのモデルベンダーからも独立しています。順位は変動するので最新のランキングも確認してほしいのですが、現状で最も公平な比較であり、その頂点にSeedanceがいます。

Seedanceで何が作れる?

正直な答えは「ほぼ何でも、短い動画なら」ですが、主な用途は次の4つです。

AI動画広告: 商品写真を参照素材として入れれば、完成した商品CMが出てきます。撮影に四半期かけていたチームが、今では午後いっぱいで何案も試せます。

ミュージックビデオ: 楽曲を音声参照としてアップロードすれば、映像がビートにピタリとはまります。カット割りも込みです。

ショートフィルム: マルチショットのシーン、ブレないキャラクター、本物のリップシンク付きのセリフ。15秒あれば、導入、転換、オチまでの完結した流れが作れます。

SNSコンテンツ: 縦、スクエア、ワイド。TikTok、リール、ショートに合わせたサイズで、トレンドが去る前に投稿できるスピード感です。

Seedanceは無料?

はい、まずは無料で始められます。Seedance Studioの無料プランでは、毎月数本の動画を480p(ウォーターマーク付き)で生成でき、クレジットカードの登録は不要です。お金を払う前に、自分のアイデアがどう形になるか確かめるには十分です。

有料プランは月額14ドルから。生成回数の追加、高解像度化(最大4K)、ウォーターマークなしの書き出し、商用ライセンスが加わります。詳細は料金ページをご覧ください。

Seedanceの始め方

無料アカウントを作れば、プロンプト欄のデフォルトモデルがすでにSeedance 2.0になっています。順番待ちなし、招待コードなし、ダウンロードなし。ブラウザで動くのでどのデバイスでも使え、日本を含む世界中で利用できます。

プロンプトの組み立て方、参照素材、アスペクト比、書き出しまでを押さえたい方には、Seedance 2.0の使い方ガイド(ステップ形式)を用意しています。

開発者の方はSeedance API経由でモデルをプログラムから呼び出せます。

Seedance対Kling・Sora・Veo

Seedance 2.0の競合はKling 3.0(Kuaishou)、Sora 2(OpenAI)、Veo 3.1(Google)といった同クラスのモデルたちで、最も検索されているのはKlingとの比較です。

この勝負を3段落で裁定するつもりはありません。どのベンダーのマーケティングも「自社が1位」と言うからこそ、Artificial Analysisのような独立系のブラインド評価が最も公平な比較になります。具体的に言えるのは、Seedanceの強みとして最もよく挙げられるのが、ネイティブな音声生成(映像と同じパスで音とセリフを生成)と、12の参照素材によるマルチモーダル入力システムだということです。後者はカット間の一貫性に対する、他にないレベルのコントロールをもたらします。

自分の目で確かめるのが一番安上がりです。同じプロンプトを各ツールの無料プランで走らせて、結果を並べて見比べてみてください。

Seedanceに関するよくある質問

Seedanceとは何ですか?
Seedanceは、ByteDanceのSeedanceモデルファミリーを基盤とするAI動画生成ツールです。テキストのプロンプトや画像を、ネイティブな音声とセリフ付きの短い動画に変換します。Seedance Studioでは最新モデルのSeedance 2.0が使え、Artificial Analysisのアリーナでtext-to-videoとimage-to-videoの両部隀1位です。

Seedanceの所有者は誰ですか?
モデル自体は、TikTokを手がけるByteDanceのAI研究部門であるByteDance Seedが開発しています。Seedance Studioは、シンプルなプロンプト型インターフェースでこのモデルを使えるようにする独立系のアプリです。

Seedanceは無料で使えますか?
はい。無料プランではウォーターマーク付きの動画を毎月数本生成でき、カード登録は不要です。有料プランは月額14ドルからで、生成本数、解像度、商用ライセンスが加わります。

Seedanceは日本で使えますか?
はい。Seedance Studioはブラウザで動作し、日本を含む世界中で利用できます。必要なのはアカウントだけです。

Seedanceはオープンソースですか?
いいえ。Seedance 2.0はByteDanceのプロプライエタリモデルで、ホスティングされたアプリとAPI経由で提供されます。オープンソースのウェイトとしては公開されていません。

SeedanceとSeedance 2.0の違いは?
Seedanceはモデルファミリーの名前で、Seedance 2.0はその現行フラッグシップで2026年2月にリリースされました。旧モデルのSeedance 1.5 Proもスタジオのモデル選択から引き続き選べ、次はSeedance 2.5が控えています。

Seedanceは音も生成しますか?
はい。ステレオの音楽、環境音、キャラクターのセリフが映像と同じパスで生成され、アクションに同期します。カギ括弧で囲んだセリフには対応する口の動きが付きます。

Seedanceは安全に使えますか?
Seedanceはコンテンツモデレーションを内蔵した商用のホスティング型モデルです。守るべきことは普段通りです。実在する個人を本人の同意なくなりすまさないこと、そして公開先ごとの合成メディアの表示ルールに従うことです。

Seedance 2.0を無料で試す

Seedanceを理解する一番の近道は、プロンプトを打って、何が返ってくるかを見ることです。無料プランでも毎月数本の動画が生成できるので、1位のモデルがあなたのアイデアをどう形にするか、十分確かめられます。

はじめての動画を作る →

さらに深く知りたい方は、Seedance 2.0の使い方Seedanceモデルの選び方、そしてSeedance 2.5で何が変わるかもご覧ください。

プロンプトの記事を読むのは、プロンプトを覚える遠回りです。

今すぐ1つ試す